ブランク約10年→中学英語から学び直し→TOEIC725点
英語学習のブランク約10年、アラサーの社会人が一念発起して本格的に英語を学び直しました。中学英語からスタート、そこから挫折と再開を繰り返し、まるっと2年かけて、TOEICで725点レベルになりました。語学力アップに向けて現在も学習中です。
この記事は、TOEIC725点とるまでに使用した教材と、学習過程の記録です。
- 英語を学び直したいが何から始めたらいいのかわからない
- TOEICで700点突破を目指している
- 他人の学習過程を見てモチベを上げたい
この記事があなたのモチベになれば幸いです!
中学英語から学び直し→TOEIC 725点までの4ステップ
まずは勉強を始める前の筆者のスペック。
- 英語学習のブランク:10年
- 学び直しを開始した時期:2019年12月
- 学び直し前のTOEICの点数:445点
- 目標の点数:720点
- 英語学習の理由:勉強開始当初は留学目的のため。(現在はスキルアップのため)
目標点を超えるまでにした勉強は大きく分けて4ステップ。期間は目安です。
基礎的な英文法、英単語を復習。単語はアプリが便利です。
中学英語の復習と並行してオンライン英会話。あまり気負わず、気楽に。
挫折→再開を何度も繰り返しながら、高校生向けの英文法書と単語帳を繰り返す。
TOEIC用単語帳、文法問題対策を中心に、模試を何度か。
長いためぜひ目次をご利用ください。
学び直し1日目〜:中学英語の学び直し
英語を学び直そう!と思い立ってから、まずは中学英語の復習から始めました。
ほんとうに初学者向け、ということで最初は「アルファベットの書き方・読み方」から始まります。範囲は関係代名詞までとなっています。
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」をざっくり3周
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」を選択し、下記のように勉強しました。
- 1周目:問題は解かずに解説のみ読み、わからなかった所は印をつけておく。とにかく素早く1周することを目標にざっくりと読みました。
- 2周目:1周目の時にわからなかった部分を中心に復習。2周目で初めて問題を解きます。
- 3周目〜:わからなかった部分を復習する(以降繰り返し)
最初から丁寧に丁寧に解こうとすると挫折しそうだったので、わからないところは飛ばして、とりあえず進めることを重視しました。
わからないところがあっても2・3周目に理解すればいいやというマインドがおすすめです。
【関連記事】「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」で基礎を底上げしてTOEICに挑む
「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」で基礎を底上げしてTOEICに挑む中学英単語は「mikan」アプリでさっくり
中学英単語は英単語アプリ「mikan」がオススメです。音声付きで無料。
mikanは「中学英語」「TOEIC」など、カテゴリーでまとまっています。フラッシュカード形式で復習できます。
中学英文法:「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく」
中学英単語:英単語学習アプリ「mikan」
学び直し1ヶ月目〜:並行してオンライン英会話でアウトプットの練習
中学英語を復習→オンライン英会話でアウトプットの繰り返し
本での勉強ばかりは飽きてしまうので、中学英語の復習と並行してオンライン英会話をしました。スピーキングを伸ばす!というよりは、アウトプット欲を発散することが目的でした。
オンライン英会話は安くて手軽で最高です。
しかし以下のようなデメリットもあります。
- 最初はやる気満々だったもののモチベがなくなり続けられない
- 毎月一定回数以上レッスンを受けないとコスパが悪い
他にもレッスン講師の質の振れ幅が大きいなどありますが、これは安い分ある程度許容範囲内とします。
なかなかオンライン英会話を続けられない問題がありました。
入会キャンペーンの期間を利用して短期集中でやる戦法に
これが意外にも、メリハリがついて集中して出来ました。
もちろん英会話は長期的に練習しないと身につきませんが、ひとまず短期間だけでもやりきると、モチベーションに繋がるのでおすすめです。なによりお金も節約できます。
大体どこのオンライン英会話サービスも無料体験などのキャンペーンがあるのでそれを利用します。
以下は広告ですが、キャンペーン情報が更新されるバナーですのでキャンペーン内容の参考にしてみてください。
▶︎ネイティブキャンプ
レッスン受け放題タイプなので、短期間で英語を話しまくりたい!という方にオススメ
▶︎Kiminiオンライン英会話
平日日中プランがあるため、平日休みの方はコスパ良く受けられるのでオススメ
個人的には「絵で見てパッと英会話」という教材が性に合っていて、なんだかんだ数カ月続けられました
▶︎レアジョブ英会話
老舗のオンライン英会話サービス。
【関連記事】オンライン英会話がめんどくさい?短期間集中でやるという勉強法
オンライン英会話がめんどくさい?短期間集中でやるという勉強法学び直し2ヶ月目〜:高校英語レベルの学び直し
高校英語レベルの学び直しは基礎を中心に
中学英語は比較的カンタンだったため、モチベーションを保ちつつ短期間で終えられましたが、高校英語レベルからは一筋縄ではいかず。
高校英語の基礎を学び直し、飽きた場合はTOEICの勉強と、飽き→再開を繰り返しながら勉強を続けました。
学び直しの目的によっては大学受験の勉強はしなくてOK
ここで忘れないようにしたいのは、大学受験のための勉強はしなくてOKということ。
筆者のように学び直しが目的の方、TOEICの勉強をされる方は、共通テストや難関大学レベルの参考書を解く必要はありません。目的に合った参考書を選び、勉強を続けることをおすすめします。
色んな方法でとにかく単語帳に触れるように
単語帳は周回ゲームだと思って何度も繰り返し復習しました。
但しこの周回ゲーム、飽きます。とにかくただ読んで覚えるだけでは単調で飽きるので、色んな手法を駆使して単語帳に触れるようにしていました。
- 前から順に
- 後ろから順に
- 適当に開いたページから順に
- 例文だけを読みながら
- ディクテーションをしながら
- わからない部分に絵を描きながら
- 目を閉じてシャドーイングしながら
- TOEICの問題で出くわした例文を書き足しながら
電車内などでない限り、声を出して単語を読み上げていました。奥付ページに何周終えたか記録するのもモチベになるのでおすすめです。
高校英単語の基礎レベルの単語帳。著者である関先生の一言コメントがわかりやすく、読み物のように進められました。大体15周しました。
【関連記事】英単語帳の覚え方。飽きとの闘いにどう勝つか
英単語帳の覚え方。飽きとの闘いにどう勝つか英文法書を1冊通読する
こちらは一般向けの英文法書です。終始ネイティブの感覚を追求するスタイルで、教材との相性が良く、楽しく読み進められました。
学び直して半年〜:TOEIC試験対策
「一億人の英文法」を読み終える頃、TOEICの勉強も開始しました。主な流れは下記の通り。
①最初に模試を解いて自分のレベルを確認
まずは模試を解いて自分が今どのレベルか把握します。その後どのような勉強をする必要があるか考えました。使用した模試は下記の「標準模試2」。
アプリで採点もラクラクでコスパも良いということでこちらの模試を解きました。解いたあとは、誤答を一問残らず復習。その後、最初から解き直し。全体を通しては3回解きました。
「標準模試2」に対応してるアプリは「abceed」。リスニングだけでなくリーディングの音声も聞けます。「標準模試2」の本を購入していたのでアプリは無料で利用できました。
公式の模試がいい!という方はコチラ。二回分のテストが収録されています。
少々コスパは高いですが、やはり公式だけあって本番と同じ音声で模試を解けます。
TOEIC模試を買う時は必ず最新版を!
TOEICは年々出題傾向が変わります。最新の傾向と対策が反映された模試を買うことをおすすめします。
コスパ良くTOEICの模試を解きたいなら韓国版の過去問という選択肢もあります。
【関連記事】韓国で出版されているTOEICの過去問の買い方。
韓国で出版されているTOEICの過去問の買い方。最新版はどれ?②スキマ時間にTOEIC用の単語帳
これまでの中学・高校英単語とTOEICに出題される英単語は性質が違うので、TOEICの単語も新たに覚えます。いつも模試の復習する前後に単語をやっていました。
金フレという愛称で親しまれる定番のTOEIC単語帳の派生シリーズである「金セン」。こちらを愛用していました。個人的に金フレより収録単語数も多く、勉強しやすかったです。
金フレを長いこと愛用しておりましたが、2021年発刊の関先生のテッパンTOEICに出会い、モチベを上げるために買いました。関先生の「stock3000」が合った人には合います。こちらも読み物のように読んで周回しました。
試験直前に買ったため、2〜3周しかしていません。
③優先的にTOEIC文法問題(PART5)を対策してスコアアップ
「でる1000」の愛称で有名な定番の文法問題対策本です。
TOEICはリスニングの次にこの文法問題(PART5)の点数が上げやすいです。文法問題(PART5)を早く終わらせて長文問題の時間を稼ぐという目的もあります。
私は本ではなく、前述にも出てきた「abceed」の有料会員になってアプリで「でる1000」を解いていました。電車での移動時間にぴったりで、本を開く気分でないときはアプリを開いて問題を解いていました。
通勤中、待ち時間に「とりあえずアプリを開く」習慣を
④試験直前にもう一度模試を解く
TOEIC試験の直前は、本番と同じように時間を測って模試を解きました。次項にある韓国のTOEIC教材など模試を持っていたので新たに買う必要はなかったのですが、モチベを上げるために買ったのが「TOEIC(R) L&Rテスト 完全模試730」です。目標が720点突破だったので、目標点に近い教材を選びました。直前だったのもあり、模試を一回解き、間違った設問の復習のみ。
番外編:韓国のTOEIC教材とDistinction
筆者は数年韓国に居たため、韓国のTOEIC教材を使っていました。主に解き方+模試がセットになったものです。韓国の教材はとにかく設問数が多いので、ひたすら解いては復習の繰り返しをしました。
【関連記事】韓国で出版されているTOEICの過去問の買い方。
韓国で出版されているTOEICの過去問の買い方。最新版はどれ?DistinctionはTOEICとは少し違いますが、TOEICの勉強に飽き始めた頃によく開いていました。また、英語系YouTuberであるATSUさんが開くDistinctionチャレンジに参加してモチベを上げていました。
教材も勉強法も自分に合うものを探す時間が必要
振り返ってみて、試行錯誤し、時に遠回りをしながら勉強を続けていました。巷には色々な”英語の勉強法”が蔓延っていますが、どれが自分に合うかは実際にやってみないとわかりません。自分に合う教材と勉強を探すのは遠回りのようで近道だったのかもしれません。限られた時間の中でいかに効率よく勉強するか、今も模索中です。
挫折してもいい。また始めるだけ。
学習過程を記録したこの記事が、だれかのモチベーションに繋がれば幸いです。
【関連記事】月額980円で語学書が読み放題、Kindle Unlimitedで読める英語参考書
月額980円で語学書が読み放題、Kindle Unlimitedで読める英語参考書